「妊娠中のお酒はダメって言うけど、妊娠していることに気付かず飲酒してしまった」という妊婦さんは多いはずです。
悪阻などの自覚症状が出てくる3カ月などになって気付く人が多いと思うので、ギリギリまで飲んでしまうことは珍しいことじゃないのですが...
やっぱり不安ですよね。
気付かなかったとはいえ、飲酒してしまったことによる赤ちゃんへの影響など気になって自分で何回も調べてしまうことも珍しくないです。
そこで、妊娠発覚前の飲酒と赤ちゃんへの影響を見てみましょう!
妊娠中の飲酒がなぜいけない事なの?
まず、妊娠中の飲酒がなぜダメと言われるのか赤ちゃんの状態と合わせて見ていきましょう。
妊娠中にお酒を飲み、お母さんが酔っぱらうと赤ちゃんも酔っぱらった状態になります。
受精した時期(妊娠0~3週の間)は飲酒しても血液を通して赤ちゃんに運ばれることはないので影響はほとんどありません。
ですが、妊娠が進み血液を通して栄養などが赤ちゃんに行くようになると肝臓機能が未発達の状態でアルコールなどを分解できず体内に溜め込むことになってしまいます。
また、アルコールなどに染められた子宮内は赤ちゃんにとって居心地の悪いものになってしまいます。
赤ちゃんに影響が出るのはいつから?
妊娠0~3週以降にも飲酒していた場合、何週目から赤ちゃんに影響が出るのか不安ですよね。
私は妊娠1カ月で分かりましたが、そのギリギリ前まで旦那と義姉・義母の四人で晩酌していました...汗
妊娠検査薬で陽性反応があり、後日病院で妊娠確定の診断。
その時、飲酒や薬の服用について聞いてみたのですが、具体的に何週目から影響が出るのかということは分からないそうです。
ですから、妊娠しているかもと思うときや妊娠確定後は飲酒をやめて医師にも念のためにいつまで飲酒していたのか伝えてみてください。
また、ネットで調べていくと少しなら飲んでも大丈夫と書いてることがありますが、そのことに関してもきちんとした根拠がないようです。
少しなら大丈夫って書いてるからではなく、赤ちゃんの万が一を考えて避けるようにしましょう!!
ちなみに、料理酒は調理の際に加熱していれば問題はありませんので安心してください。
赤ちゃんへどんな影響があるの?
妊娠中に飲酒をするとどのような影響が赤ちゃんに現れるのでしょうか。
先に説明しましたが、肝臓機能が未発達な為アルコールが分解できず体内に留まります。
そうすると、「胎児性アルコール症候群」といった影響が出てくる可能性があります。
では、これらの症状が具体的にどのようなものなのか説明していきます。
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胎児性アルコール症候群とは?
飲酒量が多いほど胎児性アルコール症候群の可能性は高くなります。
具体的には、
・特異顔貌…小頭症、人中形成不全、薄い上唇、短い眼瞼裂
・成長障害…子宮内胎児発育遅延、出生時の低体重
・低身長
・中枢神経障害…発育遅延、多動症、精神発達遅滞、行動異常
etc.
飲酒による胎児期からの発育不全や中枢神経の障害などの症状が現れます。
妊娠中の飲酒と赤ちゃんへの影響 ポイントのまとめ
- 何週目から影響が出るのか分からない為、妊娠が発覚したら医師に飲酒していたことを伝える。
- 妊娠中の飲酒は、「発育不全」や「胎児性アルコール症候群」になる可能性が出てくるので、妊娠していることが分かったらすぐに飲酒は避けるようにしましょう。
妊娠していたことに気付かず飲酒してしまい、気を落としている方もいると思います。
実際生まれてくるまで元気な子か心配ですからね。
私は今、妊娠6カ月に入り出産まで折り返しの地点まできました。
1カ月の頃は妊娠に気づかず飲酒していましたから、やはり不安でしたが妊婦健診で子供がすくすく成長し、医師にも問題ないと言われるとホッとします。
病気持ちだったとしても、それを受け止めてあげられるのは私達親しかいないって旦那と話したこともあります。
今、不安になっている妊婦さんが私たちのように子供の成長を見て少しずつ気持ちが楽になれば幸いです。
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